2026/08/13 11:58

こんにちは、THE GINGER です。

お盆と聞くと、迎え火やお墓参りを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、地域によってその過ごし方はさまざまで、なかには「生姜」が主役級の役割を担う風習もあるんです。

今日は、沖縄のお盆と生姜の意外なつながりについてご紹介します。


沖縄のお盆は、三日間かけて行われる

沖縄のお盆は「旧盆」と呼ばれ、本土の新暦のお盆とは時期が異なります。
旧暦にあわせて行われるため、毎年日付が変わるのが特徴です。

期間は三日間。

初日を「ウンケー(お迎え)」、二日目を「ナカビ(中日)」、最終日を「ウークイ(お見送り)」と呼び、それぞれに役割があります。

ウンケーでご先祖様を家にお迎えし、ナカビは一緒に過ごす時間、そしてウークイで、感謝を込めてあの世へお見送りする。
三日間を通して「ご先祖様と暮らす時間」を大切にする文化なのだそうです。


初日「ウンケー」に欠かせない、生姜の存在

この三日間のうち、生姜が登場するのが初日のウンケーです。

ウンケーの日、仏壇には葉のついた生姜が供えられます。

そして、ご先祖様をもてなす御膳に欠かせないのが、生姜を炊き込んだご飯「ウンケージューシー」。
沖縄の炊き込みご飯といえば豚肉や昆布を使ったものが定番ですが、ウンケーの日だけは、生姜がしっかりと主張する一品になるといいます。


なぜ生姜だったのか

生姜には、香辛料としても使われるほど、強く際立った香りがあります。
この香りの強さこそが、生姜が選ばれてきた理由なのだそうです。

ご先祖様の霊をお迎えするとき、一緒についてきてしまうかもしれない良くないものを、生姜の香りで遠ざける。
そんな「魔除け」の意味が込められていると伝えられています。

目には見えないものを、香りひとつで遠ざけようとした昔の人々の知恵は、時代を超えて今も受け継がれているんですね。


ナカビとウークイにも、続く知恵

ウンケーの翌日、ナカビにはご先祖様と過ごす時間として、朝昼晩と御膳を供え、訪れる親族をもてなします。

そして最終日のウークイでは、重箱料理「ウサンミ」を供え、あの世のお金とされる「ウチカビ」を焚いて、ご先祖様を送り出すのだそうです。

生姜が主役になるのは初日だけですが、三日間を通して「香りや味わいで、目に見えないものと向き合う」という姿勢は一貫しているように感じます。


おわりに

本土とは少し違う沖縄の風習ですが、知ると、これまで何気なく使っていた生姜が、少し違って見えてきますね。

薬味としてだけでなく、昔から「香りで場や心を整えるもの」として大切にされてきた生姜。
その存在感は、今も昔も変わらないのかもしれません。


THE GINGER のお茶は、そんな生姜を主役に仕立てた一杯です。
いつもの暮らしのなかで、生姜の香りにふと立ち止まる時間を、少し取り入れてみませんか。